「ワールドオブファイナルファンタジー」のプレイレビュー。 ゆるキャラチックなグラフィックは評価がわかれるか

ワールドオブファイナルファンタジー

懐かしきアクティブ・タイム・バトル(ATB)。 これぞFF

本作では、昔なつかしの“ATB”が採用されている。 ATBとは“アクティブ・タイム・バトル”の略であり、ターンが回ってきたキャラクターが順繰りに行動するバトルシステムだ。

このシステムには“アクティブ”“ウェイト”の2種類が存在する。 アクティブであれば自分の行動順であってもグズグズしているとどんどん敵が行動してしまう。

素早く冷静な判断力が必要とされるモードで、日本製のゲームで随一のグラフィックなどを除いて、これぞFFと言えるシステムだろう。

ちなみにウェイトだと自分の行動順でゲーム内時間が停止し、敵が割り込みで行動することがない。 いわゆる普通のRPG形式になる。

これまでもATB自体は継承されてきたのだが、本作のものはFF4からFF10までに採用されていたタイプのもの。 フィールド上を動き回りながら色々するのではなく、行動順が回ってくるたびに1回1回行動するものである。

FF11以降で採用されている移動できるタイプのATBは、移動できるわりに攻撃を回避できるわけでもなく、個人的にあまり意味を感じられない。 アクションゲームでいいじゃんと感じてしまうのだ。

しかし本作ではFF10以前のタイプが採用されていたので、それだけでもかなり評価が高かった。

もちろんFF11以降のタイプのほうが好きという方もいるはずなので言っておくが、私はこっちのほうが好きというだけで、あっちが悪いなどと言うつもりはないことをご理解いただきたい。

ユニークなシステム”ノセノセ”と”バラバラ”を駆使して戦う

ATBの話は置いといて、非常にユニークなシステム“ノセノセ”“バラバラ”の話をしよう。

戦闘パターンは大きく2つに分けて、ノセノセとバラバラというものがある。 これがまた特徴的で、ノセノセ状態は最大3体のキャラクターが乗り合わさった状態をいい、バラバラ状態は名前のとおり各キャラクターがバラバラ(体がという意味ではない)になって、個別に行動する。

当然、乗っているかそうでないかの違いだけではない。 ノセノセ状態であれば重なっているキャラクターそれぞれのHPやAPが合算された状態となる。 少し違うし別作品だが、ドラクエのキングスライムみたいなものと思ってもらいたい。 見た目上はスタイムタワーの方が近いか……?

個別では使えない大技もノセノセであれば使えるし、育っていないキャラクターがいても、この状態ならそう簡単にやられはしない。

しかし注意しなくてはいけないのが、ノセノセ状態は攻撃されつづけると崩れてバラバラ状態へと移行し、3体が同時に行動不能に陥ってしまうこと。 ヤバいと思ったら一旦バラバラ状態にしてしまうのもひとつの手だ。

もう一方のバラバラ状態は、つまりは普通のRPGの陣形。 各キャラクターが別個に行動し、HPやAPも個別となる。 その分ノセノセ状態よりもAPの回復が2~3倍程度早いので、APの残量が不安だと思ったらバラバラに移行してAP回復に務めるのもいいだろう。

ただし別個になるということはそれだけやられやすくなるということでもあるので、安易にバラバラ状態にしすぎないよう気をつけたほうがいい。

これらの新システムはターン制バトルの単調化を防いだり、戦略の幅を広げたりしてくれる。 また、戦闘面だけでなくノセノセ状態で積み重なったキャラクターの可愛さでプレイヤーを和ませてもくれるので、非常に好印象だった。

ノセノセの組み合わせは相当数あり、能力で決めるもよし好きなキャラクターで決めるもよしだ。 自分のオリジナルの組み合わせを心ゆくまで探してみよう。

デフォルメされているが、特有の美麗なグラフィックは健在

本作のグラフィックは近年のナンバリングタイトルのようなリアル志向ではなく、チョコボの不思議なダンジョンのような、もしくはシリーズから外れるもののキングダムハーツのような雰囲気のデフォルメタイプとなっている。

デフォルメされていながらもFF特有の美麗グラフィックは健在。 むしろデフォルメであるがゆえのファンタジー感増し増し具合が、プレイする楽しさを引き出しているようにも思えた。

マップとして、主人公らの生活する“ナイン・ウッズヒル”や歴代のキャラクターたち(?)が生活する“グリモワル”などの世界が存在している。

グリモワルの街などは過去作の街などが再現されているものも多数存在し、プレイヤーの視覚を楽しませてくれた。

デフォルメされたキャラクター造形は、賛否両論か

前述したとおり、本作のキャラクターはかなりデフォルメされている。 漫画チックな主人公らと、それよりさらにデフォルメされたゆるキャラチックなその他キャラクターたち。

せっかく歴代キャラクターが一堂に会する作品でありながら、ここまで等身が縮められていることに違和感を感じたり拒否反応をおこす人も多々いるはずだ。

実際、道中などで可愛いキャラクターたちがわちゃわちゃ動いているのはすごく和んでいいのだが、シリアスな場面でちびキャラがスタイリッシュに決めてもイマイチ締まらない。

遊んでいて時おり感じる物語とキャラクターのミスマッチ感がどうしても気になる、許せないという人にはオススメできない。

一方で、ちびキャラたちをいわゆる“使い魔”として割り切って考えられるのであれば問題はないし、キャラクターたちの可愛さを存分に楽しめることだろう。

ミラージュによっては“トコトコ”“ノリノリ”などといったアビリティを覚えることができ、このアビリティがあればマップ上を連れまわしたり、乗って駆けまわることもできる。

お気に入りのミラージュがこれらのアビリティを覚えられるなら、是非とも覚えさせよう。 2倍3倍の愛着がわくこと間違いなしだ。

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ABOUTこの記事をかいた人

みっつん

ゲームやアニメなどのインドア系娯楽が大好きです! 新しいゲームの情報や攻略情報などについて話したくてブログをはじめました。 ブログの更新情報などは、Twitterでお知らせしたいと思います。