「テイルズ オブ ベルセリア」を実際に遊んだレビュー。 カメラや移動操作が自由化されてアクション性がアップ

ベルセリア

8月18日にバンダイナムコエンターテインメントより発売された「テイルズ オブ ベルセリア」(以下、ベルセリア)。 今回はこちらをプレイしての感想、レビューをお届けします。

ベルセリアはテイルズオブシリーズの第16作目。 設定などで前作の「テイルズ オブ ゼスティリア」(以下、ゼスティリア)と繋がりがあるものの、ストーリー自体は独立しているようです。

目次

キャラクター

本作の主人公は、今までとはちがう女性主人公。 名前は「ベルベット」。 メインのシリーズに於いて単独での女性主人公は本作が初であり、なかなか新鮮です。

しかし美人が主人公という華のある仕様ではあるものの、反面、恋愛要素はほぼないといっていいです。 ほぼというか、私がプレイしたところまででは皆無。

目的が目的なだけに非常に棘のある言動で、おそらく彼女単体で話がすすむと異常なくらい物語が暗くなってしまうでしょうが、そこは個性的な仲間たちのおかげで、いい感じに中和されてます。

個性的な仲間たちの名は「ロクロウ」「ライフィセット」「アイゼン」「マギルゥ」「エレノア」。 私が一番好きなのはマギルゥですね。 飄々とした言動とやたらめったら奇抜な服装、そしてその口調。

加入時期はエレノアに次いで遅かったのですが、加入直後からずっと使いつづけています。 しかし何やら彼女の背景は、どこか暗いものがあるようなのですが……。

前述のとおり、本作はゼスティリアと繋がりがあります。 ストーリーは独立しているものの、関係性などを見るとどうもゼスティリアの過去にあたるように思えました。

ゼスティリアをプレイした人は、おっと思わせられることがあるでしょう。 仲間の中には、ゼスティリアで名前だけ登場したキャラクターもいますよ。

ストーリー

主人公ベルベットが現在のようになった経緯、そしてその元凶である「アルトリウス」への復讐劇が語られます。

冷たく棘のある言動が目立つベルベットですが、仲間に助けられながら、そして利用し合いながら、少しづつ、ほんの少しづつ昔のような雰囲気を取り戻していきます。

作中で語られるのはベルベットのことだけでなく、ロクロウ、ライフィセット、アイゼン、マギルゥ、エレノアら仲間たちのこれまでとこれからはもちろん、彼女の怨敵であるアルトリウスの思惑までも。

ただ”正義”と”悪”というだけでなく、それぞれの在り方、正義は絶対とか勧善懲悪とか、そういった単純なだけのお話ではありません。

バトルシステムや難易度

本作のバトルシステムは“Liberation-LMBS”というもので、キャラクターの移動、カメラの操作などが自由にできるようになりました。 また、技の発動方法も従来とは違い、◯✕△□ボタンに4段階ぶんセットする形となっています。

技の発動方法が変わったことにより空いた左スティックはキャラクターの移動用に、右スティックはカメラの操作に対応しています。

これにより背後や横にいるモンスターにも、いちいちターゲットを合わせたりせずとも対応することが可能になったので、今までよりグンと戦いやすくなったように感じました。

◯✕△□それぞれの4段階にセットしなくてはいけないというシステム上、すぐに使いたい技がなかなか使えないという状況になることもありました。

しかしゲーム中盤である条件を満たすと、”L1+各ボタン”にそれぞれ技をひとつだけセットしていつでも発動できるようになるため、頻度のたかい技をセットしておくこともできます。

その他、今までの”TP”や”AP”という技の発動などに必要だったポイントが“ソウル”に統一されたので、それぞれの残量を別個に管理する必要がなくなりました。 だからといってすごく簡単になったかというとそうでもありません。

ソウルは初期値が3、最低値が1、最大値が5であり、戦闘中に条件を満たすとこれが上下します。 本作からの強力な攻撃“ブレイクソウル”を発動する際にも、ソウルは減少します。

もちろんソウルは多いに越したことはなく、いかにこれを最大値で維持するかも重要になってきます。 ソウルの現在値は、攻撃を繋げられる回数にも影響しますからね。

戦闘の難易度ですが、難しすぎることもなく簡単すぎることもなく、よくバランスが取れていると感じます。 新システムのブレイクソウルの扱いかた次第で、低難易度にも高難易度にもなりえます。

各キャラクターごとにブレイクソウルの仕様が結構ちがうので、メインにしているキャラクターから別のキャラクターに操作変更したときに、かなり戸惑いました。

それぞれの技の特徴、ソウルの運用、ブレイクソウルの使いかたなどのシステムをしっかり理解することで、ある程度レベルが低かろうと、格上のモンスターやボスだって倒せてしまいます。

あんまりそういうの得意じゃないというかたも、難易度設定を下げてレベルをしっかり上げておけばいちいち難しいことせずともクリアできる感じなので、ゲームが得意な人、苦手な人、どんな人も楽しめるのではないかと思います。

……時々理不尽にやられることもありますが。

総評

バトルシステムに於いて、カメラや移動の自由化、技や術の扱い方の一新などが行われたことで、今まで以上にアクション性が高まり、よりテクニカルになったのが良かったですね。

難易度を下げてレベルを上げて殴りまくるのもありですし、やろうと思えばどこまでもテクニカルに戦えるという玄人向けにもなりうるというのも素晴らしい。

ストーリー面に於いては、ただ正義って素晴らしいと押し付けるものでなく、正義にも色々あるし、その反対に位置するものにも色々あるというのを感じさせてくれる、いい脚本ではないかと思いました。

登場するキャラクターも個性的な面々ばかりで、マンネリ化を防いでくれます。 スキットもユニークで、ひとつひとつが面白く、どれも見逃したくないと思わせてくれました。

しかしこれらの反面、いい所ばかりでもなく。

バトルがよりテクニカルになったのも、素人から玄人までみんな楽しめるというのもいい所なのですが、今までとくらべてちょっと煩雑(はんざつ)になりすぎてる感もいなめませんね。

特にソウル周りのシステムがちょっとむずかしいかと。 ブレイクソウルなどを発動するにはソウルが必要な上に消費するし、連携をつなげるためにはソウルが必要だから消費したぶんのソウルをまた補充しなくてはいけないし。

しかもソウルが最低値の1まで下がってしまうとまともに攻撃ができず、補充しようにも補充できないという状況に陥ることも時おりありました。

ゲーム慣れしてない人には、ちょっとむずかしすぎるのではないかと思わされる部分もままあったのは、わりと大きな欠点ではないかと思われます。

その他に、恋愛要素のなさも。 歴代のテイルズシリーズを遊んできて、今までと同じような感じを期待していると、残念感を味わわされるやもしれません。

これはまあ、欠点というよりはこれから遊ぶ人への注意点といったほうが近いのですが。

これらをひっくるめて評価すると、ゲーム慣れしている人にはもちろんオススメできる作品であり、逆に慣れていない人は一旦考えたほうがいい作品といった感じ。 体験版があるので、そちらを先に遊んでから決めるのもあり。

恋愛要素を期待してキャッキャウフフな展開を求めている人には、残念ながらやめとけと言わざるを得ないでしょう。 まあそれ目的で遊んでみて、思ったよりストーリーに惹きこまれたなんてことにもなり得るので、一概に遊ぶなとは言えませんが。

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みっつん

ゲームやアニメなどのインドア系娯楽が大好きです! 新しいゲームの情報や攻略情報などについて話したくてブログをはじめました。 ブログの更新情報などは、Twitterでお知らせしたいと思います。