ハイクオリティなドット絵のフリーゲーム「箱庭えくすぷろーら」

箱庭えくすぷろーら

仕事終わりにたまったTwitterログを眺めていると、面白そうなゲームがリツイートされていました。 それがこの「箱庭えくすぷろーら」(以下、箱えく)。

世界はすべてドット絵で描かれており、スーパーファミコンなどで遊んでいた世代としては、すごく懐かしい気分させてくれる作品です。 ジャンルは“アクション”

グラフィックからゲーム内容から、コンシューマゲームと比べてもほぼ遜色ないレベルの作品だと思います。 これがフリーで遊べるというのだから、今の時代はすごいですね。

箱えくは2016年7月6日現在も制作中で、完成は今年中をめどにしているそうです。 結構頻繁に更新されており、お蔵入りの心配はほとんどなさそうなのも素晴らしい。 直近の更新だと、ゲームパッドの対応がありました。

本作を制作しているのはsuxamethonium(すきさめそにうむ)さん。 ドット絵ゲームといえば最近はほとんどがRPGツクールのものですが、箱えくは違います。 製作者の方が1からプログラミングし、独自に制作ツールを作成し、ドット絵を描いて作っているのです。

私も一時期プログラミングを学んでいたことがあったためなんとなくわかるのですが、ここまでのものを作る労力は相当なものだと思います。 しかもドット絵まで描いてるんですからね。

私もいつか、これほどのゲームを作ってみたいものです。

さて、それでは本作の内容についてご紹介していきましょう。

世界は箱庭。 美麗なドット絵が光る

本作の特徴は、なんといってもその美麗なドット絵でしょう。 ドット絵で描かれた世界は、最近主流の3Dモデルとは比較にならないほどの温かみを感じさせます。

マップはほとんどがブロックで構成されています。 人物や建物は別。 マップの表示範囲はプレイヤーを中心とした10×10×10(縦横奥が各10ずつ)となっており、範囲から外れた部分は消えてしまいます。

といっても消滅するのではなく非表示になるだけであり、モンスターやアイテムなどはそのまま。 この仕様は本作に独特の雰囲気を与えているだけでなく、パソコンへの負荷も軽減しています。 あんまり表示させると処理が不安定になったり、重くなってしまうんだとか。

町や森、山、沼、海などなど。 各マップはすべて特徴的で、よくある基本は使いまわしで細部だけ違うような手抜き感はありません。 その地域に合った雰囲気を持ち、プレイヤーをプレイ的にも、視覚的にも楽しませてくれます。

私のオススメマップは「マヨウヨ森」。 A~Dに分かれており、それぞれが春夏秋冬に対応しています。 森を抜けるとその季節の地域に行くことができるのですが、そのときの新天地にたどり着いた感が素晴らしいですよ。

BGMなどはフリー素材を利用していたそうですが、最近は吉松さんという方に楽曲を担当してもらっているようです。 どのマップも絶妙にマッチしており、箱えくの世界を一層引き立てています。

各所に散りばめられたちょっとしたギャグにクスッとさせられる

本作では情報収集が非常に重要。 町の人に話しかけてダンジョンなどの情報をもらわないと、新しいマップを発見することができない仕様となっています。

ゲームで遊ぶことになれてくると、目的地まで行って次、目的地まで行って次というふうに作業的にプレイしがちで、せっかく設定されている何気ないネタなどを聞くことなく次へ行ってしまうこともしばしば。

しかしこういった仕様であれば人々に積極的に話しかけるようになり、作り手の思いが無駄にならずに済みます。 実際に遊びながら、ああ上手いこと考えるもんだなぁと感心してしまいました。 製作者のかたがそこまで考えていらっしゃったかどうかは別として。

町の人々は、ヒントだけでなくちょっとしたギャグを言ったりしますし、世間話をしたりします。 あと何故か動物もしゃべります。

話しかけるときは正面からぶつかる必要があります。 後ろからぶつかってはいけません。 厄介なことになりますからね。 なぜ後ろからがダメなのか、なんとなく想像はつくと思います。

それ以外にも、まさかここにも仕込んでいるとはと思うネタが結構あります。 それを探すだけでも、なかなか面白いですよ。

時どき下ネタもぶっこんでくるのも、また。 とあるマップの名前を見たとき、これ絶対狙ってるだろと思ってしまいました。

それはどこか? ……冬に関係する場所とだけ言っておきます。 実際にプレイして探してみてくださいね。

ちょっと気になったところ

楽曲をのぞくほとんどが個人製作でありながら非常に完成度がたかく、いつまででも遊んでいられます。 しかしプレイしていると、やはり気になる部分もでてくるもの。 私が気になったのは、移動速度の遅さと宝箱アイテムの消失の2つです。

後半になると気ならなくなるのですが、移動速度が割と遅いです。 ゲームを始めたばかりのころはこの遅さがだいぶ気になりました。

移動速度についてはステータスの“素早さ(SPD)”が関係しており、一部装備にはこの素早さを上昇させる効果がついています。 代表的なのが“ナイーキ”ですね。

これに加えて、一部の重い装備には素早さ減少効果がついているので、遅い速度がさらに遅く……。 確かに重装兵などは移動が遅いのが常ですが。

この関係で、移送速度が気になる人にとっては防具がナイーキ一択になりかねないことがちょっと気になりました。

もうひとつの宝箱アイテムの消失ですが、別に宝箱から取得したアイテムがバグで消えるとかではありません。

仕様なのかもしれませんが、宝箱をマップ端で開けると飛び出たアイテムが消失してしまうのです。 しかも武器によっては殴ったものをふっとばすものもあるため、画面端じゃないから大丈夫なんて思って殴ったら画面端にふっとんで消失したなんてことに。

レア宝箱を見つけて喜んでいたら、間違えて画面端にふっとばして中身が消えたときは愕然としました……。 ふっとんでしまうのはおそらく宝箱もユニットとして扱っているからだろうと思いますが、ふっとばないようにして欲しいかなーと思ってしまいました。

現状で気になったのはこれくらいでしょうか。 これら以外に特筆して気になったこともなく、ゲーム開始から既に6時間(いろいろやり直したのも含めれば10時間くらい?)遊んでいますが、いまだに楽しめています。

時代が進み、技術が進み、個人製作ゲームのハードルも非常に上がってきている昨今ですが、他者と比べても遜色なく、むしろ雰囲気でいえば抜きんでていると言ってもおかしくない本作。

私が個人的にドット絵が好きであるということもありますが、完成すればとても素晴らしい作品になると思っております。 今からそれが楽しみです。

「箱庭えくすぷろーら」は私と同じくドット絵好きな方にはぜひ遊んでほしい作品であり、また時代は3Dだろなんて思ってらっしゃる方にも一度遊んでもらいたいですね。

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ABOUTこの記事をかいた人

みっつん

ゲームやアニメなどのインドア系娯楽が大好きです! 新しいゲームの情報や攻略情報などについて話したくてブログをはじめました。 ブログの更新情報などは、Twitterでお知らせしたいと思います。