ドラクエシリーズ最新作「ドラゴンクエストヒーローズ2」(DQH2)をレビュー。 前作からさらに面白く洗練されています

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5月27日に発売された、「ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり」(以下、DQH2)。 対応プラットフォームはPS4/PS3/PSVita

ドラゴンクエストシリーズ最新作であり、「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」(以下、DQH)の続編にあたります。

コーエーテクモゲームスが開発を担当し、スクウェア・エニックスより発売。 ジャンルはアクションRPGにあたり、いわゆる「無双ゲー」になります。 コーエーテクモゲームスといえば、無双ゲーですよね。

今回はそんなDQH2は、前作とくらべてどうなのか。 実際に遊んでみてのレビューをお届けしたいと思います。

舞台は異世界! しかし根底はサスペンスもの?

本作の舞台は前作同様、異世界。 主人公であるラゼルとテレシアの世界に、歴代シリーズのキャラクターが迷いこみ、共に世界の異変を解決していくというものです。

同じくコーエーテクモゲームス開発のゼルダ無双も似た設定でした。 こういったお祭りゲーというか、自分の遊んだ過去作のキャラクターが一堂に会するのって、テンション上がりますよね。

今回はシナリオ原案に、テレビドラマ「相棒」の脚本を担当している徳永富彦氏が手がけており、どことなくサスペンス感ただよう構成となっています。 遊びながら展開を推理してみるのもいいでしょう。

フィールド要素の追加など、前作からの変更点もいろいろ

ヒーローズ2フィールド

DQHの続編である本作ですが、いくつか変更点があります。 大きな変更点から小さなものまでいろいろですが、そのうち重要度のたかいものをご紹介します。

まず最も重要なのがフィールドの追加。 前作ではステージを選択して遊ぶ形式だったのですが、本作では街、フィールド、バトルステージという3つのフェーズでゲームが進行するようになりました。

街はいわゆる「拠点」(前作の空艦バトシエにあたる)で、装備をととのえたりクエストを受けたりできます。 フィールド上はモンスターが歩きまわっている他、宝箱や素材が落ちていたり、ちょっとしたイベントがおきたり。

広いフィールドを探索してバトルステージに到達することで、イベントやバトルが発生してストーリーが進行します。 バトルステージでは軍団戦やボス戦などの大型のバトルが発生することが多いので、しっかり準備して挑みましょう。

フィールドが追加されたからといって、いちいちどこに行くにも徒歩というわけではありません。 「いざないの石碑」という、ルーラで移動できるチェックポイント的なものが各地に存在し、旅の途中途中で起動しておくことで、移動が楽になるのです。

続いて、通信マルチプレイの追加。 「リッカの宿屋」という場所でオンライン登録することにより、他の人のストーリー進行を手伝ったり、「時空の迷宮」というダンジョンを協力して攻略することができます。

もちろん手伝ってあげられるということは、手伝ってもらうことも可能。 バトルステージに入る前に「お手伝いを募集」を選択することにより、他の誰かにお手伝いをお願いできます。 どうしてもクリアできない場合などにどうぞ。

ヒーローズ2トルネコ

ヒーローズ2マリベルガボ ヒーローズ2ハッサンテリー

そして最後に、登場するシリーズキャラクターの追加。 前作では主人公を除いたキャラクター9人でしたが、本作では総勢11人も登場! しかし総数は増えたものの、ストーリーに登場しなくなったキャラクターもいます。

ただ、ストーリーに絡まないというだけで、のちのち無料DLCで配布されるようですので、ご安心を。 配布されたキャラクターは、前述した時空の迷宮の攻略時に使用できるとのこと。

登場するキャラクターもDQHが9人だったのに対し、本作は11人(主人公除く)。 2人ほど増えていますが、新登場のキャラクターもいれば、登場しなくなったキャラクターもいます。

ただ、登場しないといってもストーリーに絡んでこないというだけで、のちのち無料DLCとして配信予定となっています。

登場するキャラクターは主人公も含め、みんな魅力的かつ個性的なキャラクターばかり。 3Dモデルとなりボイスも付いて、まるで新しいキャラクターが登場したように感じますが、主人公以外は過去作からのゲスト出演なんですよね。

どのキャラクターで遊ぶか迷うなーと思いますし、こんなにたくさんの個性的なキャラクターを創造してきたクリエイターの人たちはすごいんだなと、改めて感心もさせられました。

無双ゲーらしい、爽快感のある戦闘と、直感的な操作性も健在

ヒーローズ2戦闘 ヒーローズ2超必殺技

最初の方でお話ししたとおりDQHシリーズはアクションRPGで、コーエーテクモゲームスの看板である無双ゲー。 キャラクターごとに多彩な戦闘スタイルが存在し、そのなかから自分に合ったキャラクターを操作して遊ぶものです。

ステージごとに相性のいい戦闘スタイルのキャラクターを選ぶもよし、最初から最後まで自分の好きなキャラクターを愛着もって使い続けるのもよしです。

無双ゲー定番の超必殺技もキャラクターごとに特色があるので、そのかっこよさや面白さで選ぶのもありですね。 私はゲームクリアまで、延々とマリベルばっかり使ってました。 時おりゼシカ。

システムとしては1~4人のキャラクターを選んでパーティーを組み、移動や戦闘の時に都度切りかえながら操作していくという感じになっています。

普通にパーティーを組むのもいいですが、お気に入りの異性キャラクターとふたりで組んでイチャラブの旅をしてみるのもいいですし、やり込むのであれば1人縛りもありでしょう。

ただ、主人公は絶対パーティーから外せないので、シリーズキャラクターでパーティー1人縛りとかはできませんでした。 ちょっと残念です。

ヒーローズ2戦闘

操作性はさすが無双ゲーだけあって動かしやすく、遊んでいてほとんどストレスを感じません。 直感的な操作で、山のようなモンスターたちを吹き飛ばしていくのは、まさに爽快! キャラクターごとの必殺技でまとめて敵を倒しましょう。

ステージによっては中ボスクラスのモンスターがわんさか出てくるものもあり、操作キャラクターはもちろん、他の仲間すらダメージエフェクトや攻撃エフェクトなどで見えなくなるほど。 思わずツッコミをいれてしまうレベルです。

それほど大量のモンスターやエフェクトが表示されているのに、ゲームをクリアするまで処理落ちは一度も確認できず、快適に遊ぶことができました。

本作には「かんたん操作」と「がっつり操作」という2種類の操作方法が存在します。 いつでも変更できるので、単純にアクションの得手不得手で決めるだけでなく、かんたん操作でクリアしたら次はガッツリ操作でクリアしてみるなども面白そうです。

やりこみ要素が完備! コンプリートは何時間、いや何日後!?

ヒーローズ2称号 ヒーローズ2ちいさなメダル

キャラクターやゲームシステムも素晴らしいのですが、本作はそれだけではなく、やりこみ要素もしっかりあります!

「クエスト」「ちいさなメダル集め」「称号集め」「モンスター討伐数」「熟練度」などなど。 この中で一番のやりこみは、やはり称号集めですね。 達成条件が「????」になっている称号もあるので、それを達成できたときの嬉しさといったら。

熟練度も、割りと骨太だと思います。 熟練度は武器の種類ごとに存在し、最大で15まで。 各キャラクターごとに使用できる武器は1種類なので全キャラクターの武器を極めればおわり……かと思ったら、そうでもない。

主人公のふたりのみいろんな職業に転職でき、あらゆる武器を装備できるようになっています。 なので、実質的に熟練度コンプリートをしようと思ったら、武器の種類数×3を極める必要があるわけですね。

すべてのやりこみ要素を終わらせるのに、何時間かかるのでしょうか?

次回作に向けて改善してほしい点など

全体的に非常に完成度のたかいゲームではあったのですが、やはりというか、不満というか、改善して欲しい点が3つほどあったので、ご紹介します。

武器を自分で出し入れできれば……

1つめは、武器を自分で収められない点。

全体的な操作性はいいものの、一度武器をかまえると、時間経過以外で武器を収める方法がないところにちょっとストレスを感じました。 武器構え中はダッシュができないので、どうしても移動が遅くなってしまうんですよね。

それに付随して起きる、ほぼ確定大ダメージが……。

例えば、接敵中に相手が広範囲攻撃魔法を使ってくると、遠距離攻撃型のキャラクターなら簡単に逃げられるものの、近接攻撃型ではほぼ回避不能なのです。

タイミングよく少し離れていた場合はいいのですが、密着状態だと逃げきれないんですよね。 一応回避の無敵時間を利用すればなんとかなるのですが、毎回それでなんとかなるわけでもなく。

まあこの「逃げられるか逃げられないか」というギリギリが、戦闘を白熱させるひとつの要素といえば、そうなんですが。

もっと掘り下げて欲しかった……

2つめは、キャラクター固有エピソードがない点。

ギャルゲーのようにしろとは全然いいませんし、むしろそういった要素はドラゴンクエストにあまり求めていません。 しかし、仲間がぞくぞくと増えていくなかで、主人公と各キャラクターの個別の絡みが少なかったのは、ちょっと残念でした。

実際、最後のほうで仲間になるキャラクターとは多少はあってもそんなに絡まないままゲームが終わってしまうし、なんかいつのまにか馴染んでるしみたいな感じで。 もちょっと仲良くなっていく話とか、掘り下げが欲しかったですね。

例えば、ハッサンとのキャラクターエピソードとして、主人公の強制ふたりパーティーでモンスターを狩って特訓するみたいなお話とかあったら、楽しかったんじゃないかなーと。

やはりキャラクターボイスは本職のかたに……

最後は、一部キャラクターボイスを本職の声優ではなく、俳優もしくはタレントが務めていたところ。

やはりこういったキャラクターのボイスは、本職である声優のかたにやってもらいたいですよね。 声優のかたが声をあてるのと俳優のかたがあてるのでは、演技力に差がなくとも、声の「質」という部分で違いがでてきます。

声優さんの声はまさにキャラクターといった雰囲気ですが、俳優さんの声というのは、よくも悪くも人間らしい雰囲気となります。 ふたつの声の質が混在すると、どうしてもミスマッチになってしまいます。 やるならやるで、どちらか片方の職業で固めるべきなのではと思いました。

例えば、宮﨑駿監督のジブリ作品なんかは声優さんを起用せず、俳優さんもしくはタレントさんばかりですよね。

総評

ヒーローズ2

多少なり改善して欲しい点などもあったため、完璧とまでは言えないものの、ここ最近遊んだゲームの中では上位にはいるほど面白かったです。

あらゆる面において全体的に完成度がたかく、またこういったお祭りゲーもしくはキャラゲーなどで懸念される、シリーズキャラクターの再現度も素晴らしい出来です。 難易度も簡単すぎず難しすぎずという絶妙で、アクションゲーム初心者からベテランまで、幅広く楽しめる作品になっていると思いました。

それぞれのキャラクターが登場する過去作のネタなどもちょこちょこ散りばめられていて、ドラゴンクエストファンにはたまりません!

私がプレイしたことがあるのはドラゴンクエストⅥとⅦだけですが、それでも遊んでいた当時を思いだせるくらいなので、シリーズ通して遊んでいるかたには、まさに珠玉のゲームといえるのではないでしょうか。

私自身、ストーリーはクリアしたもののやりこみはまだまだ残っていますが、隅々まで遊びつくしてやろうと思えるほどに面白いので、しっかりオススメできます。

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ABOUTこの記事をかいた人

みっつん

ゲームやアニメなどのインドア系娯楽が大好きです! 新しいゲームの情報や攻略情報などについて話したくてブログをはじめました。 ブログの更新情報などは、Twitterでお知らせしたいと思います。